レザー皮革プリントが「どこでも、できる」って本当ですか?
皮革素材は元来、生き物であるがゆえに100%の確実性がありません。
皮革の種類、部位、なめし方、最終仕上げ方法、そして商品用途に応じて使用すべく適正インク、プリント技術は変化するものです。
製品革にダイレクト印刷で一点物製造にも対応
製造業においては、多品種・小ロット製造が求められるようになり、近年ではさらに進んで一点ものの時代へと変化している。DMPプリンターは、少しだけ高額のバッグ、財布、靴など、高いオリジナル性と豊富なカスタマイズ性で革の表情や機能に自由自在な変化をもたらすことを可能とします。
- 大量生産お断り!単ロットからの発注OK!
- もう在庫はいらない!受注生産でリスクゼロ!
- 完全オリジナル!オリジナルデザインで貴社ブランド強化!
アクトウイングでは、新しい価値を持ったレザー皮革素材の表現の開発に積極的に取り組み、今までなかった革製品の楽しみ方を提案しています。
【立体造形の特殊印刷によるスニーカー制作事例 (株)ロカシュー様】
【個性的なオリジナルブランド 制作事例 江山産業(株)】
【お客様を魅了するアートシューズ事例 MEMESTYLEミームスタイル 】
革を印刷する前に知るべきこと
ご存知のように皮はそのままでは腐食し、水分が抜けて硬くなってしまう。ここにタンナーの技術がある。しなやかに柔らかくして、安定した素材、つまり皮から革に変化させることで、消費者に好まれる軽くて柔軟な革へとなめされていく。
そのなめし工程に柔軟性を付与するための加脂工程がある。革に油剤を施す作業だ。目的は、用途に応じた柔軟性、触感、光沢、耐水性などの物性を施すことである。一般的には革とともに油脂類と界面活性剤により作られた加脂剤(エマルション)を加えて、ドラムを回転させることでエマルションを革の中に浸透させていく。
我々のようにインクジェットで革の印刷を考察するときに、この加脂を無視すると後から痛い目にあうこととなる。そもそも、なめしに使用される薬品は様々であり、その調合こそがタンナーのオリジナリティであることを知らなければならない。油とインクの関係、またはその相性は物性テストなどにより適切なインクと対策を講じなければ、後々インクが浮いてきたり、滲んでしまうことになる。近年よく使用されるカチオン重合型のUVインクは、水分、湿気、乳化のトラブルにならないよう、気をつけよう。